John Hopkins Universityで面白い研究論文が発表されました。
ジャズミュージシャンがソロなんかでインプロヴィゼーションを行う時に、脳のある特殊な部分が使われる、という研究結果です。 MRIを使って、ジャズピアニスト数人を相手に演奏をさせながらインプロヴィゼーションをさせ、脳内の活動を調べた実験で得られた結果です。
実験結果によると、前頭前皮質という部分が非常に活発になるらしいです。 ここは人間の脳でも非常に高度な部分で、自己主張や、個性を表すような活動を指示す部分だそうです。 ソロと言うのは自己表現のフォームですので、まぁこれは納得の出来る実験結果ですよね。
面白いのは、合わせて、前頭前野背外側部という部分の活動が非常に低下している、という点です。 この脳の部分は、計画的な行動や自己規制/コントロールをつかさどる部分です。 ジャズインプロヴィゼーションというのは、パターンや規則といった決まりやルールの積み上げと努力から出てくるのではなく、こういった規制から完全に開放 された形で行われる、という事なのでしょうか? まるで白いキャンバスに自由自在に絵をかくように。。。
どうも研究結果をそれを言おうとしているようです。 という事は巷に溢れているジャズ理論の本は何なんでしょうか? う~ん、もしかしてジャズ理論、と言うのは 「後から作られたもの」 であって、知識として蓄えるのはいいけど、実践には全く役に立たない、という事なんでしょうか? そうだとしたら、それは恐ろしい話で、これから音楽に対する考え方、根本的にに変わってしまいそう。。。。
今度ジャズでソロを演奏する時は、おでこのあたりが ボーッ と光っているかもしれませんが、それは前頭前皮質が一生懸命活動しているからですよ。
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論文全部を読む元気のある人はここ:
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いや~、今日はまじめな事書いたぞ。
ぜひ、皆さんのお考えを聞かせてください。
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